首都圏賃貸物件契約者 部屋探し約3割がオンライン内覧を利用!?
(株)リクルートはこのたび、「2021年度 賃貸契約者動向調査(首都圏)」の結果を発表した。
約3割がオンライン内見を利用しオンライン上で完結する賃貸契約の認知率は72.2%
不動産会社店舗への訪問数を単一回答で聞いたところ、全体平均は1.6店舗(前年度(2020年度)1.5店舗)だった。 部屋探しの際に見学した物件数(単一回答)は平均2.9件(前年度2.7件)で、「減少トレンドにあった」が、「2017年度並みの水準に上昇」した。
物件の見学スタイルを単一回答で聞いたところ、オンライン内見のみ実施者は20.6%(同13.5%)(図1)、オンライン内見・対面での内見併用者は6.8%(同6.2%)で、合計すると27.5%(同19.7%)がオンライン内見を利用していることが分かった。対面での内見のみ実施者は66.3%(同70.4%)だった。
見学スタイル別に、部屋探しの際に見学した物件数を見ると、オンライン内見のみ実施者では平均2.5件(同3.2件)、オンライン内見・対面での内見併用者では平均4.4件(同4.1件)、対面での内見のみ実施者では平均3.1件(同2.9件)だった。
オンライン上で完結する賃貸契約の認知率は72.2%(「実際に利用したことがある」10.9%、「どのようなものか知っている」25.6%、「なんとなく聞いたことがある」35.7%)で、前年度の73.3%(同7.0%、24.7%、41.5%)からほぼ横ばいとなった。
オンライン契約利用経験者の平均賃料(管理費含む)は10万439円で、オンライン契約利用非経験者の9万2,313円を上回っており、同社では「高額物件でもオンライン契約の導入が進んでいると考えられる」としている。
決め手となった項目は「路線・駅やエリア」、満足度が高い設備は「24時間出せるゴミ置き場」が最多
入居物件決定時に決め手となった項目(家賃を除いた条件)を見ると、最多は「路線・駅やエリア」で46.0%(前年度46.4%)となり(図2)、次いで「最寄り駅からの時間」が35.9%(同37.3%)、「間取り」が35.0%(同34.5%)の順となった。「生活利便性」は9.9%で、前年度(15.4%)から5.5ポイント減少した。
さらに、決め手となった項目について、有職者の回答を抽出し、リモートワーク実施※1者と非実施者とで比較したところ、回答に差が見られた。差が大きかったのは、「路線・駅やエリア」と「初期費用(礼金・敷金・仲介手数料など)」で、「路線・駅やエリア」では、リモートワーク実施者(53.8%)がリモートワーク非実施者(43.0%)より10.8ポイント高かった。一方、「初期費用(礼金・敷金・仲介手数料など)」では、リモートワーク実施者(23.5%)がリモートワーク非実施者(30.7%)より7.2ポイント低かった。
設備に対する満足度※2を、各設備が設置されている人を対象として聞いたところ、最も満足度が高いのは「24時間出せるゴミ置き場」で66.7%(前年度67.7%)となり、次いで、「宅配ボックス」が65.5%(同64.3%)、「オートロック」が64.7%(同64.6%)の順となった。
2位の「宅配ボックス」、同率4位の「非接触キー※3」、6位の「遮音性能の高い窓」は、前年度と比べ「満足度の順位が5ランク以上アップ」する結果となった。
魅力を感じるコンセプト賃貸住宅を複数回答で聞いたところ、最多は「防災賃貸住宅(備蓄倉庫・蓄電池などの災害対応力の充実など)」(36.3%)で、次いで「デザイナーズ賃貸住宅」(29.0%)、「子育て世帯向け(キッズスペースがある、建物全体的に子どもの安全に配慮されているなど)」(22.4%)の順となった。
※1 働いている時間のうちテレワークを実施している割合について「10%以上~30%未満」「30%以上~50%未満」「50%以上~70%未満」「70%以上~90%未満」「90%以上~100%未満」「100%」のいずれかと回答
※2 各項目について「満足している」「やや満足している」「やや不満」「不満」を選択肢として単一回答で聞き、「満足している」と回答した人の割合
※3 「非接触キー(指紋認証、暗証番号入力、ICカードによる鍵)」で調査
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