三大都市圏の平均混雑率、前年度より上昇し東京圏で123%に。コロナ禍前より低水準
出典:国土交通省 「都市鉄道の混雑率調査(令和4年度実績)」
国土交通省は、「都市鉄道の混雑率調査(令和4年度実績)」の結果を発表した。通勤通学時間帯における鉄道の混雑状況を把握するため、毎年度実施しているもの。
三大都市圏の平均混雑率、前年度より上昇するもコロナ禍以前よりは低い
混雑率は、最混雑時間帯1時間の平均(主に2022年10月~11月の1日または複数日の乗車人員データを基に計算したもの)で、国土交通省では、その目安を100%、50%、180%、200%、250%に分けて示している。
三大都市圏における主要区間(国土交通省において継続的に混雑率の統計をとっている区間等)の平均混雑率の推移を見ると、東京圏では、2019年度が163%、2020年度が107%、2021年度が108%、2022年度が123%で、2020年度に大きく下落した後、徐々に上昇しており、2022年度は前年度より上昇したが、コロナ禍以前よりは低い結果となった。大阪圏、名古屋圏でも同様の傾向が見られた。
主要区間の混雑率が最も高いのは、東京圏では、JR東日本「京浜東北線(川口→赤羽・7:20~8:20)」で142%、大阪圏では、阪急「神戸本線(神崎川→十三・7:33~8:33)」で134%、名古屋圏では、名鉄「本線(東)(神宮前→金山・7:40~8:40)」で132%だった。
最混雑区間の混雑率トップは、日暮里・舎人ライナー「赤土小学校前→西日暮里」
全国の都市部の路線における最混雑区間の混雑率を見ると、最も混雑率が高いのは、東京都交通局「日暮里・舎人ライナー(赤土小学校前→西日暮里・7:20~8:20)」(155%)で、次いで、西日本鉄道「貝塚線(名島→貝塚・7:30~8:30)」(154%)、JR東日本「埼京線(板橋→池袋・7:51~8:51)」(149%)の順となり、トップ10に入った11路線のうち、9路線が首都圏となった。
なお、最も混雑率が低いのは、山万「ユーカリが丘線(地区センター→ユーカリが丘・6:55~7:55)」(22%)で、次いで、能勢電鉄「日生線(日生中央→山下・6:45~7:45)」(23%)、阪堺電気軌道「阪堺線(今船→今池・7:30~8:30)」(33%)、東海交通事業「城北線(比良→小田井・7:40~8:40)」(34%)、長良川鉄道「越美南線(前平公園→美濃太田・7:00~8:00)」(42%)の順となった。
設備トラブル等でお困りの物件オーナー様
お気軽にお問合せ下さい。
より良い解決方法のご提案をさせて頂きます!!
アップスタイルでは不動産の購入・売却・賃借等大切な不動産の
お取引をお手伝いさせて頂きます。
お一人お一人にあった取引の形をご提案
まずはお気軽にご相談下さい